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転職や独立におすすめ!国家資格「施工管理技士(セコカン)」とは?

転職や独立におすすめ!国家資格「施工管理技士(セコカン)」とは?

施工管理技士という資格を聞いたことはありますか?

施工管理技士は国土交通省が定める国家資格です。

一般的に「施工管理士(せこうかんりし)」や略して「セコカン」とも呼ばれたりします。

施工管理技士の仕事内容

施工管理技士は、建築現場の管理をする仕事です。

建設業法27条には、以下のように定めがあります。

第二十七条 国土交通大臣は、施工技術の向上を図るため、建設業者の施工する建設工事に従事し又はしようとする者について、政令の定めるところにより、技術検定を行うことができる。

建設業法 27条)

具体的には建築現場の各段階によって、以下のような仕事があります。

施工前

施工前には以下のような業務があります。

・施工の計画立案作成
・設計図の作成

施工中

・工事の進捗管理
・現場の安全管理

その他

・申請手続き
・行政との折衝

施工管理技士の7つの区分

施工管理技士は、以下の7つの区分に分けられています。

区分 主な仕事内容
建築 建築工事におけるすべての工程を管理する

建築現場において進捗確認や技術レベルの維持、安全確保に携わる

土木 土木工事におけるすべての工程を管理する。

道路工事や水道・ガス工事、港湾・空港工事などに携わる

電気工事 電気工事におけるすべての工程を管理する

受電計画の立案や配線設計に携わる

管工事 配管工事全般の工程を管理する

上下水道管・給排気管・冷媒管の設計や管理に携わる

造園 造園工事を専門に管理する

都市公園の開発や庭園の設計、外構などの管理に携わる

建設機械 建設機械の運用・安全を専門に管理する

建築施工管理技士と同様に建設現場で業務にあたる

電気通信工事 電気通信に関連する工事を全般的に管理する

光ファイバーの敷設やLAN配線、メタルケーブルの配線に携わる

参照:https://www.oreyume.com/magazine/work/18057/

施工管理技士の資格とその魅力

施工管理技士の資格とその魅力

先ほども触れたように、施工管理技士は国土交通省管轄の国家資格です。

 

施工管理技士には1級と2級があり、それぞれ以下のように違いがあります。

・1級
大規模な工事現場の管理をすることができ、主任技術者・監理技術者として配置されます。

・2級
小規模〜中規模の現場の管理ができます。しかし、外注総額4,000万円(税込)以上になると、1級の取得が必要です。

 

施工管理技士の魅力・メリット

施工管理技士には以下の3つの魅力・メリットがあります。

①転職や独立に有利
施工管理技士は国家資格のため、転職や独立をする際に優遇されます。

②収入が安定する
施工管理技士は経営事項審査の加点対象となり、企業にとって重宝されるため、収入が安定する傾向があります。

③様々な現場で幅広い仕事ができる
施工管理技士は1つの場所に止まらず、大小様々な現場に入ることができ、施工前〜施工後まで幅広い業務を経験できます。

 

施工管理技士の資格の詳細

施工管理技士には、必要な受験資格があります。

2級と1級で、それぞれ以下の通りです。

・2級

最終学歴 実務経験年数
指定学科 指定学科以外
・大学

・専門学校の高度専門士

卒業後1年以上 卒業後1年6 ヶ月以上
・短期大学

・5年制高等専門学校

・専門学校の専門士

卒業後2年以上 卒業後3年以上
・高等学校

・専門学校の専門課程

卒業後3年以上 卒業後4年6 ヶ月以上
・その他(最終学歴問わず) 8年以上
受検資格を満たすための最終学歴、実務経験年数の考え方については

一般財団法人建設業振興基金のHPにてご確認ください。

 

・1級

最終学歴 実務経験年数
指定学科 指定学科以外
・大学

・専門学校の高度専門士

卒業後 3年以上の

実務経験を有する者

卒業後 4年6ヶ月以上の

実務経験を有する者

・短期大学

・5年制高等専門学校

・専門学校の専門士

卒業後 5年以上の

実務経験を有する者

卒業後 5年以上の

実務経験を有する者

・高等学校

・専門学校の専門課程

卒業後 10年以上の

実務経験を有する者

卒業後 11年6ヶ月以上の

実務経験を有する者

・その他(最終学歴問わず) 15年以上の実務経験を有する者
・1年以上の指導監督的実務経験を含むことが必要

・受検資格を満たすための最終学歴、実務経験年数の考え方については

一般財団法人建設業振興基金のHPにてご確認ください。

 

施工管理技士取得に必要な勉強時間

必要な勉強時間には様々な説がありますが、一般的に2級は50〜60時間程度、1級は80〜100時間と言われることが多いようです。

 

施工管理技士の合格率

合格率は1級2級ともに40%程度で推移しています。

 

施工管理技士のまとめ

施工管理技士は、一度取得をすれば安定的に仕事ができる資格です。

しかしながら専門分野の学校を卒業していない場合には、8年〜15年間の現場経験が必要です。

有限会社トヨタビルサービスでは、施工管理技士としてのキャリア支援、資格取得支援をしております。

詳細やお問い合わせは、以下のページからご確認ください。

https://www.toyota-bs.com/careerup/